創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2002年06月01日の日記
私の大切な時間
私は吹きガラス教室に通って7年になります。
吹きガラスは、2メートル程の吹き棹の先に水飴状に溶けたガラス種を巻き取り、約1000度もある窯の中で真っ赤に変化していく様子を確認しながらガラスを熱し少しずつ息を吹き込み、火ばさみなどで形作っていきます。
簡単なようですが、とても難しく一般的には種を棹に巻き取れるまでに3ケ月、半年でぐい呑み、1年で向付け、2年で手付ジョッキ、ワイングラスなど上級になるまでには5年以上かかると言われています。
私は7年目ですが、自分の思い描いている物とはほど遠い物が出来てしまう事もしばしばです・・・・・。
吹き具合によってガラスの厚さが均等でなかったり、泡が入ってしまったり、etc・・・。そんな失敗作も、言い方を変えれば・・「世界にひとつしかないオリジナル作品!!」
出来ばえはどうであれ自分の作った物には愛着があり、ひとつひとつがとても大切な味がある作品です。
ガラス工房は富士宮の山奥にあり、夜には満天の星空がキラキラと瞬き、特に冬は最高です。聞こえるのは、自然の風の音や、虫の音、とても静かな空間です。
私はそんな心静かなガラス教室の時間をとても大切に、そして楽しんでいます。
毎日いろいろな事に追われて生活してしまいがちですが、ガラス制作中は、仕事の事などいろいろな事すべてが頭から無くなり 「無」の状態になれます。
ガラスの事だけに集中して他の事はなくなってしまうのです・・・・。
時々こうして、すべての事から開放される時間が必要だと思います。
ガラス作品はなかなか上達しませんが、私にとってなくてはならない大切な時間です。
近い将来、自分で作ったキャンドルの燭台を作れたらいいな・・・と思っています。
2002年06月01日(土)
No.25
(しほ)
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