創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2001年09月01日の日記
ハリー・ポッターと娘そして父
ハリー・ポッター、今、この名前を知らない人はいないだろう。まして、小学校高学年以上の子供にとってはまさに時の人だろう。
ハリーポッター少年が主人公の、この本は、世界で1億人以上の人に読まれている大ベストセラーシリーズである。
全7巻予定で日本では、現在(2001年7月)までに、3巻が発売されている。
うちの小学校6年の娘も例外にもれずハリー・ポッターの大ファンである。1巻「賢者の石」、2巻「秘密の部屋」をつづけて読み、3巻「アズカバンの囚人」の発売をまだかまだかと待っていたが3巻を買ってきたその日の夜に、一気に読んでしまった。
この本を見たことがある人ならばわかると思うが、ハードカバーの450ページ以上に及ぶのにイラストも挿し絵も何にもない、ただ文字だけの本である。
この本を世界中の子供たちが読み始めたとたん、その子供たちの世界が一変してしまったという。
それまでテレビゲームに夢中だった子が、そのテレビゲームを見向きもせずに、ひたすらハリーを読んでいるとか何ページも暗記してしっま子とか、その人気ぶりのエピソードは数限りないと聞く。
私も成長していく娘と少しでも共通の話題を作ろうと思い、このハリー・ポッターを読み始めた。
うわさに違わず確かにおもしろい。飽きさせない。物語のテンポが遅くもなく,早くもなく丁度良い。1巻をあっという間に読み終えた。この物語は一言でいうならばクリエイティブ大ファンタジーの世界である。
次々と登場してくる大道具、小道具はどれもこれも創造性に富み、場面場面の背景は読者を大ファンタジーの世界に難なく引き込んでしまう。そのストリー性は、今はやりのロールプレイニングゲームを彷彿させる。
2巻目を読み始めた。しかしここで私は、あることに気がとがめた。この本は確かにおもしろい。だけど何だろう。なにかこの本に本当に夢中になれない自分自身を発見した。この本がどうのこうのではなく、自分自身の中にその原因があることがわかった。
詩人でエッセイストの浜文子氏が、ある新聞の育児のコラムに次のようなことを書いていた。
「感じる」ことを「考える」ことよりも価値のないことと思う視点や、「知らない」ということが、勉強して既成の知識を身につけ「知っている」ということよりも、人間として劣っていることだという捉え方を持つのは、改めたほうがいいと思います。親の性格、職業、財産といったものに一切の査定をせず、「お父さん」「お母さん」と親を慕うわが子の許容量の大きさに、驚くことから親の道をスタートさせてください。
わたしはこのコラムをよんで私自身のなかにある大人の傲りを反省した。
素直に感じたままに心を表現する事の大事さ。
ハリー・ポッターの3巻を読み終えるころには、私も娘に負けないぐらいのハリー・ポッターの大ファンになっていたいと思う。
2001年09月01日(土)
No.15
(クルーS.A)
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