創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2013年06月01日の日記
20年目に思う事
この会社に勤めて、今、気がつくと20年の歳月が流れていました。
入社当時は、37歳の私が、現場で一番か二番目に若い年齢でした。
しかし、今では逆に年長組の一人です。
この間に、この業界も大きく変わりました。
大量消費、大量生産の時代から、多品種少量、高品質、高付加商品の需要に移ってきたように思います。
当社が今まで存続できたのも、この時代の波を読んできたからだと思います。
他社と同じ物を作っていたら、泥沼の価格競争に巻き込まれ、いずれは廃業という最悪の結果になっていたと思います。
オンリーワンという言葉が有りますが、この業界だけではありませんが、まさにこの言葉のような商品をできるだけ多く作ることが、生き残る一つの方途かと思います。
他社が真似できない製造力・技術力で、真似できない商品を作る。
そのためには、新しい発想力、創造力も必要ですが、実は今までやってきたことにヒント・解答が有る場合が有ります。
何気なくやってきたことのなかに、ノウハウが詰まっていたということも有りました。
この東海地区、特にこの静岡県には、蝋燭メーカーは当社しか有りませんから、物珍しさもあってよくテレビの取材が有りました。
そのたびに、印象深かったのが、女子アナのきれいなことでした。テレビの画面を通して見るのと、実際に生で見るのとでは別人に思えるほどです。インタビューの撮影が有ったときも、あまりの美人に近くから話しかけられ、上がってしまい、NG連発だったことが
有りました。
ある時に、午後のワイド番組の生放送で、撮影に来たことが有りました。秒単位で進行していくなかで、見事に時間通りに、番組をしあげた、MCの女子アナの進行力に非常に感心し、思わず拍手を送っていた事もありました。やはり、きれいなだけではなかったのです。
蝋燭の業界は、テレビの華やかさとは、反対に実に地味な世界です。一つの新しい商品の評価が出てくるのは、発売後3年ぐらいたってからです。
蝋燭の新商品は、蝋燭のサイズに合わせてその都度違う型を作り、機械を設備し、パッケージの箱も全く新しいものを作らなければならないので、簡単ではありませんし、時間もかかります。
商品が売れなかった場合は、大変な損失を免れ得ませんので、たいへんなリスクを伴います。
しかし、たいへんだからだといって現状にあぐらをかいていると、時代の波に取り残され、淘汰されてしまします。
「勝利の果の中に、敗北の因が生まれる」
といわれますが、現状が良いにしろ、悪いにしろ、現状が何年も続くことは有りません。悪い時は、努力をしますが、良いときは、どうしても、努力を怠りがちです。
そこに敗北の悪魔が忍び込んで来ます。
いずれにしても、あと定年まで、2年余有ります。それまで、新しい結果を出す努力をしていきたいと思う今日このごろです。
2013年06月01日(土)
No.152
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