創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2006年05月01日の日記
表富士燈回廊に参加して
私たち富士宮市は昨年から「表富士燈回廊」と称してローソクを使用した灯りのイベントをやり始めました。
私もローソクを作る者の一人として実行委員として参加させていただきました。
その中で、ローソクはどのような種類の物を使用していけばよいのかとの件案でフローティングキャンドルを使うことが決定されました。
ご存知のように、フローティングキャンドルは水に浮かべて燃やすローソクです。そのため、火災に対して非常に安全です。浮かべるコップ状の容器が樹脂性のことを考えれば、当然と言えば当然なことかもしれません。
中に入れる水は、イベント会場の富士宮浅間大社公園のすぐ横を流れる神田川の水を汲んで使用すれば良いので何の問題もありません。
さらに普通のローソクを使用すれば、燭台の問題が発生します。針状の物にするのかローソクの外径にはめ込むホルダー状の物にするのか、いずれにしても、そのようなものを手配する必要がありますが、フローティングキャンドルならその必要は全くありません。
また、弊社の製品のなかにも、イベント向けとして、カップキャンドルというものがあります。他社でいうところのティーカップと呼ばれるものと同じ原理のものです。
このローソクは全部燃えつきるまで燃焼可能ですが、最後に芯糸をたてる役目をする座金という物が残ります。
この座金は金属ですから、不燃物ということになり、後処理で問題になる可能性があります。
このように考えていくと、フローティングキャンドルは長所ばかりの様に思われますが、欠点として水に浮かべた時に、安定して浮かんでいられる形状にするために、どうしても、コストがかかってしまいます。
以上のことを総合的に評価して、フローティングキャンドルの登場となったわけです。
富士山の高さにちなんだ3776個の灯火(ともしび)のゆらぎは、湧水、神田川のせせらぎととともに、わたしたちの心を、目から、耳から、リラクゼーションの世界に、いざないます。
ふと、上を見上げると、満開の桜が、ローソクの光りに浮かびあがります。一つの灯火(ともしび)には、このイベントにかかわった多くの人たちの想いが込められ、暗闇を照らします。
ぬれた参道の石畳に映しだされる燈明は、わずか3時間のこの瞬間(とき)を止め、私の心に永遠(とわ)の想い出として残っていくことでしょう。
参照HP
http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/kankou/event/toukairo.htm
http://www.kanda-st.com/archives/2005/04/post_5.html
http://www.sano2968.com/toukairou.html
http://www.maturi-jp.com/php/modules/news/article.php?storyid=15
http://www.maturi-jp.com/php/modules/myalbum/photo.php?lid=105&cid=6
http://furari1.exblog.jp/m2005-04-01/#1365043
http://taitan21.cool.ne.jp/special/toukairou.htm
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No.72
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