創業明治十年 東海製蝋
社員語録
[TOP]
2005年11月01日の日記
新しい挑戦
私は40歳を目前にして、何と触ったこともないバイクの免許を取ることになりました。それは突然取る気になったのです!
主人は数年前から、趣味としてバイクに乗り、私にも免許を取って一緒にツーリングに行こうと言っていたのですが、私は何の興味もなく断りつづけていました。
しかし、ある日友人が家に遊びにきた時、主人が自分の大型バイクを出し友人に自慢しているのです。私は珍しく近くに行き話しを聞いていたところ主人は目を“キラキラ”させて「このバイク逆輸入車で最高速は 300kmを超えるんだぜ!でもまだ240kmまでしか出してないんだぁ〜」と言うのです!衝撃でした。私は「えっ・・・200 ・・・何それ〜それってどんな感じ??」と聞き返しました。主人は「うーん、そうだなぁ〜なんか空に飛んでいくっていうか、もうどうでもいいって感じ〜!」と言いました。私はその時ひらめいたのです。私もそんな感じを体感してみたい!と・・・そしてその場で「お父さん私免許取るよ!!」と言っていました。
次の日、主人は教習所の入校申込書と予定表をもらってきて、私は入校することとなりました。しかし、その日からが私にとってかつて経験したことのない長〜い苦難の始まりだったのです。
教習が始まり、初日バイクの持ち上げ、引き回し・・それはなんとか数十年生きてきた自慢のおばさんパワーで根性で持ち上げました。しかし、教習が進むにつれ、なにがなんだか“チンプンカンプン”チェンジ・アクセル・ブレーキ・右手・左手・右足・左足をバラバラに動かし、しかも教官が何を言っているのかもわからず、やっと理解して 段階目に進んだ時には「S字クランク」・「坂道発進」等初めての経験ばかりでした。
その後なんとか操作できるようになったのですが、どうしても“クランク”で脱輪し、転倒してしまうのです。その度におばさんパワーで持ち上げ、もう心も体も“ボロボロ”。
そんな状態のままのある日曜日、主人も私がどの程度乗れるようになったか見てみたいとの事で見学に来ることになりました。
連続教習の2時間目、クラッチを握る手がもう限界にきていた時、また、いつものクランクで脱輪転倒してしまったのです。私はもう“ボロボロ (-_-;)”バイクを倒したまま、コースに座り込み、ただただ涙がとまりませんでした。
「あーもうやだ!! 私・・・帰る! 免許なんていらない!!」
でも入校金教+習料金を前金で127000円も払ってしまったことを思い出して、
「今、やめたら、すべてがパーだ!」「やるしかない・・・!!」
と涙を振り払い乗りつづけました。
規定時間はかなりオーバーしましたが、なんとか卒業検定までたどり着き、無事に普通自動二輪免許が取得できました。
この歳でこんなに一生懸命努力し、がんばったのは何年ぶりだったでしょうか?でも、私にとって久しぶりに未知なる兆戦をし、挫折を味わいながら、なんとか目的が達成できた事にとても満足しています。
今では400CCのバイクに乗り、週末は主人や友人といろいろな所にツーリングに行っています。
まだ、最高速では150km(笑)しか記録していませんが、やっぱりバイクの醍醐味は、季節の風を全身で感じ、その、今いる場所に溶け込んでしまう事ができることだと実感しています。
がんばって取得して本当によかった、もう少しうまくなったら、次は大型自動二輪免許を取得して、念願の時速 の世界を体感してみたいと思う今日この頃です。
(写真)長野県安曇野にて
2005年11月01日(火)
No.66
(クルーA.H)
No.
PASS
OR
AND
スペースで区切って複数指定可能
<<
2005年11月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
2005年11月01日(火)
新しい挑戦
HOME
[Admin]
[TOP]
shiromuku(fs4)DIARY
version 3.44
〒418-0034 静岡県富士宮市黒田355-1 TEL 0544(27)2637 FAX 0544(24)5360