創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2003年12月01日の日記
私の知られざる密かな趣味
「私の趣味」といっても、別にこれといったものはない。
みんなみたいに「釣りをやりたい」と思うけれど、いまさらこの歳で、はじめるのも大変だと思う。
かといってパソコンも中途半端だ。胸をはって人に言えるものはないなあと思っていた。
しかし、ひとつだけ、学生時代からこころの片隅にしまってある趣味があることに気づいた。
悲しいことに、これは妻や子供達には全く相手にされない。
が、わたしは真剣に、「これこそは男のロマン!体の全身の血が騒ぎ、興奮せずにはいられない」と思う。
それは、モータースポーツ。
実際にレース場に行ったことのある人ならば、あのオイルの焦げるにおい、エキゾーストノートはたまらない魅力のひとつであるはずだ。
若き日には、家からも近いということもあって、日本のモータースポーツのメッカである富士スピードウェイによく通ったものである。
また、夜中にやるテレビのレース番組も眠たい目をこすりながらよく見たものだ。
しかし最近では、如何せん、夜中過ぎまでは起きていられないため、もっぱらビデオにお世話になっているのが実状だ。
なぜそうまで私を惹きつけるのか。
そこには華々しいレースの表舞台とは裏腹に、影には、ドライバー、エンジニヤ、メカニック、スタッフの汗と涙のドラマが隠されているからだ。
NHKの人気番組のプロジェクトXと相通づるものがある私はと思う。
かってホンダがF1で連戦連勝していたころである。
そう、今は亡き、あの天才ドライバー、アイルトン・セナがホンダエンジンで活躍していたころである。
ホンダの若きF1エンジニヤたちは、それまでのドライバーの研ぎ澄まされた五感をたよりにエンジン・シャーシを改良、開発していた歴史を、テレメトリシステムという画期的な方法で変えた。
いまでは、すべてのF1チームがこの技術を採用し、このシステムなしでは、こんにちのF1では考えられないほどだ。
これは、エンジン・シャーシに各種センサー(エンジン回転数、アクセル開度、前後左右G加速度・傾き量、サスペンションストローク、ハンドル切れ角,etc)を埋め込み、その情報を電波で飛ばし、ピットのコンピュータでオンラインでモニタリングし、管理記録するというシステムである。
このシステムにより、これまでのドライバーの五感からの定性的な情報が、数値に定量化され、同時にスタッフ全員にオンラインで伝わることが可能になった。
いわゆる情報の共有化が成されたのである。
こんにちのF1はコンストラクタが莫大な資金をつぎ込んだハイテクマシーンだ。
ハンドルには、コンピュータゲームのコントローラを想わせるさまざまなスイッチが取り付いていて、ギアシフトのチェンジ、クラッチの入り切り、ブレーキの前後配分、空燃比の調整、その他もろもろの調整を行うことが出来るようになっている。
シャーシ、カウル(ボディ)にしても、いまはほとんどがカーボン繊維で出来ているのである。
こういったハイテク技術が夜を徹して開発されているドラマが私たちの目に触れる触れないにかかわらず生まれているのが、F1の世界であり、モータースポーツなのである。
2004年のF1は更に目が離せない。
日本人6人目のF1ドライバー、佐藤琢磨、の復帰。
エンジン、シャーシともトヨタ製のトヨタF1の優勝ははたして有り得るのか。
最後に一言、フジテレビさん、せめて夜の11時ごろからテレビ放送してくれませんか。
2003年12月01日(月)
No.45
(クルーS.A)
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