創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2003年11月01日の日記
男の子
今年の春から長男が大学に入り都内での下宿生活が始まった。
自宅にいても部活等で帰りも遅く休みの日には朝食の時間には起きても来ず、家族なのにもっとこっちの身になって行動してよ、と思うくらい何もせず、これで独り暮らしが出来るのか、自炊ができるのかと思って見送った。
しばらくの間はあれが足りないこれが足りないという連絡がくるたび足りない物を揃え下宿に送った。本人からの連絡は何かが足りない時(特にお金のことが多いのですが)のみで「まあまあ気楽なものだ、とりあえず生活出来ているんだ」と安心していました。
ところが、7月に入り仕事も終わる頃電話がはいった。滅多に会社になど電話をしてくることがなかったのでちょっと耳を疑った。受話器の向こうの息子の声がたよりなく聞こえてきた。「かあさん、体がおかしい。頭痛がして目が回って何かおかしい。いつもと違う」
もともと偏頭痛持ちだったので少しの頭痛では電話なんかかかってこないのにと思い「我慢できないの」と聞くと「動けない」と言う。静岡と東京、すぐには行ってあげられない。とりあえず、救急車を呼んで病院へ行くよう指示した。
受話器を置き仕事を終え自宅に急いで帰った。あいにく主人は出張中で妙に家がシーンとしていた。
翌日午後から暇をいただき病院へ行った。担当の先生に話を聞いたが今のところ検査では気になる所はないとの事でした。付き添いはいらないので静岡に戻りました。5日目に特に異常は見られないとのことで退院。
夏休みが来て帰宅。
何もなかったかのようにあいかわらずマイペースで過ごしている。喉元過ぎればなんとかで、まあのんきなものだ。そーこーしているうちに夏休みも終わりまた小さなお城へ戻って行った。
10月に2度目の入院。退院後本人もなんとなく心細くなったのか連休に静岡に戻ってきた。めずらしく出かける事もなく、家にいて家族で一緒に食事をとる時間もあった。
3日間ゆっくりして東京へ帰って行った。
無事下宿に着いたか心配になり電話を掛けたが出ないので、メールを打った。しばらくして返信が来た。
「うとうと寝てたみたい、いろいろありがとね、おやすみ・・・」
「ありがとね」の一言で何となく嬉しくなってきました。
いつまでも子供は子供と思いつつも、いつになったら親に心配させることなく自立してくれるのかと思い、でも、ホッとして湯船につかっている自分がいました。
2003年11月01日(土)
No.44
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