創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2002年10月01日の日記
父の介護
近頃よく「介護」という言葉を耳にします。
自分も、歳をとれば介護される立場になるだろうなと漠然と思っていましたが、まだまだ遠い将来のことで私には無縁の言葉でした。
ところが、昨年の12月11日に父が脳梗塞で倒れてしまったのです。
父は大正6年7月25日生まれ、85歳です。
予後は左半身が麻痺してしまい、座ることもできず、寝たきりになってしまいました。正に青天の霹靂のような不幸に襲われ家族の誰もが大きなショックをうけました。
これまでは別々に暮らしていましたが、父一人ではなにも出来ず、家族会議の結果娘の私が世話をする事になりました。
幸い子供達も成人していますので「なんとかなる」と思っていました。ところがいざ生活してみると予想以上に大変でした。食べることから排泄・入浴等の世話、二十四時間の生活すべてを「介護」しなくてはならないのです。
最初は、おっかなびっくりで不自由な父の体のどこに力を入れたら良いのか分からず時間ばかりかかりましたがだんだん要領がわかり、小さい力で時間をかけずになんとかすることができるようになっていきました。
しかし、勤めをしながらなのでなかなか父の希望する通りにいかず、父にも私にもストレスがたまる毎日でした。今は、家族全員が自分の空いている時間を利用して父の「介護」に協力してくれています。
「介護」とは文字通り、「助け守る」ことです。
時には皆の疲労がたまり、介護サービスを利用する事もあります。三日ほど施設に泊まったこともありますが、「やっぱり皆のいる家のほうが安心してやすめる」と言ってくれます。
そんな言葉を聞くと「よし、がんばろう」と新たな勇気が湧いてくるのです。
すべてが満足のいく「介護」ができるわけではありません。ちょっとした言葉のあやで喧嘩をすることもありますが、皆と一緒にいる父の嬉しそうな顔をみると、もっともっと長生きしてもらいたいと心の底から思うのです。
父の「介護」を通して家族の絆が前よりずっと強くなってきたのを一人一人が感じ始めています。
☆我町富士宮市における介護保険の利用状況を紹介します☆
平成12年度 平成13年度
認定者数 1,988人 2,243人
訪問介護(ホームヘルプサービス) 4,074人/33,716回 5,846人/51,861回
訪問入浴介護 982人/ 3,290回 1,193人/ 4,313回
通所介護(ディサービス) 7,790人/42,023回 8,143人/43,542回
短期入所生活介護(ショートステイ) 2,584人/14,169回 3,536人/18,462回
富士宮市高齢者福祉課資料より
2002年10月01日(火)
No.30
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