創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2002年03月01日の日記
娘とハムスター
ある日、娘がハムスターを連れて私の部屋に入ってきた。肩に乗せたり掌に乗せたりしている。畳の上を短い足でちょこちょこ歩く。 立ち止まって顔を洗うような仕種をする。
娘が私の掌に乗せてくれた。手を交互にゆっくり動かすとゆっくり歩き 早く動かすと早く歩く。私の動かす速度に合わせて動いてくれる。どんな動作も可愛い。すっかり夢中になりしばらくハムスターと遊んでいたが、突然娘がハムスターを彼女の部屋に連れて行ってしまった。普段余り言葉を交わすこともなくなった娘だが、「ハムスターって可愛いでしょ!」と言っている様子がよくわかった。
ポツンと一人部屋に残された私は、さっきの可愛らしいハムスターの動作が頭から離れなかった。
娘が可愛がるのがよく解った。自分もハムスターが欲しくなってぺットショップに行った。灰色の特別に元気な奴を買ってきた。
『ハムスターは皆おとなしい・・・人によく馴れる・・・』と思っていたが、私の遊び方が悪いせいかなかなか馴れずに噛みつかれた。娘のハムスターには噛まれなかったのに・・・。
ケージにいれてやると、ケージの天井を伝わり歩きをしたりぶら下がったりする。時々つかみそこねて落ちることもある。
食事の時は前足を上手に使って食べる。ひまわりの種も前足を上手に使い歯で 殻を剥きおいしそうに食べる。その仕種も結構早い。
夜中に回し車を回す音がカラカラうるさかったので 小さい音の回し車をやっとみつけてきた。これでハムスターも思う存分運動できる。
子ハムが生まれて親と子を別々にして 何日かたった時、不思議な事が起きた。目を疑った。雄のケージの中に入れるはずのない子ハムが―匹入っている。こんな事が二〜三回続いたので観察していると、子ハムがケージの金網から出る所を発見。ケージの金網の間隔はみな同じに見えたのに少し広くなっている所があったのだ。ここから出入りをしていたのか・・・?
早速出入りのできないサイズに直した。
今では、それぞれのケージの中で可愛い動作で私を楽しませてくれている。ハムスターが我が家に来てからは親子で共通の話題が持てるようになった。なによりうれしいのは、確実に娘との距離が縮まったことである。
今はどんな名前をつけようか考えている最中です。
2002年03月01日(金)
No.21
(クルーY.G)
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