創業明治十年 東海製蝋
社員語録
[TOP]
2001年11月01日の日記
定年まで二年
東海製蝋に入社したのは35歳の時、私にとって企業で働くのは生まれて初めての事でした。先輩に「私の仕事は?」と聞きますと「箱を折って検品してテープを貼る」とのこと。聞いたとたんにびっくりして「・・・そんなに・・」と心で叫びました。先輩の、詰めるスピードにおいつくのが精一杯でした。でも、先輩も手が2本、私も手が2本。出来ない事はないと自分に言い聞かせる日々が続きました。先輩は、とてもやさしく、私を手伝いリードしてくださいました。有り難かったです。
小ローを詰める時が来ました。なかなか思うようにいきません。ローソクは人を見るのか?と思った事もあります。でもやるしかない、周りの先輩の仕事ぶりをそっと見て、必死で頑張りました。ある日突然「ビシッ」と決まる時が来ました。嬉しかったです。それからは仕事が楽しくなりました。
その後小ローは女子が製造する事になりました。バケツにローを入れ、手で運び機械に流して造るのですが、重くて涙がでました。
また、ローソクを切断する時は包丁が思うように動かず辛かったですが、何度かやっているうちにコツを覚えました。
そして、工場が移転新築、製造は自動化されました。今度は糸つなぎを覚えたり、ロー漏れの修理を教えてもらったりしながら、製品も仕上げなければなりませんでした。あせる毎日でした。
慣れると自然に修理もできるようなり、やはり嬉しかったです。気持ちにも少しゆとりが出来ました。
今では、後輩達が頑張ってくれています。私も古い立場になり、私がこうして居られるのも仲間の皆さんが一生懸命仕事をしてくださるおかげです。有り難く思っています。
私のすべき役割は何かをいつも心に置いてもう少し働かせて頂きたいと思います。
☆私の目に止まった言葉☆
「私が私がの が を捨てて
おかげおかげの げ で暮らせ」
2001年11月01日(木)
No.17
(クルーR.N)
No.
PASS
OR
AND
スペースで区切って複数指定可能
<<
2001年11月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
2001年11月01日(木)
定年まで二年
HOME
[Admin]
[TOP]
shiromuku(fs4)DIARY
version 3.44
〒418-0034 静岡県富士宮市黒田355-1 TEL 0544(27)2637 FAX 0544(24)5360