創業明治十年 東海製蝋
社員語録
[TOP]
2001年10月01日の日記
秋 快晴の一日
9月24日、心配された台風もはるか東の海上に去り、雲ひとつない快晴の空に招かれ、秩父多摩甲斐国立公園にある大菩薩峠に夫と夫の父と私と娘の4人でハイキンにでかけた。久しぶりのハイキングで足に自信はなかったが、なかなか皆が都合のつく日はないので出かけることにした。
朝6時に家を出て中央道を経て山に登り始めたのは、9時30分すぎだった。退職後「健康のために」と山登り(ハイキング)を始めた76歳になる父は孫は大丈夫かと心配し、はりきって登る孫の姿を見て、帰りの事を考える様にと諭す。娘は娘で、ゆっくりすぎる祖父の歩調に少しばかり不満気だが、何度も何度も振り返り祖父の姿を確認しながら登って行く。あまり交わす言葉はないがお互いに相手をいたわりながら峠をめざす。
ついに大菩薩峠に着いた。今までのうっそうとした林とはうって変わって目の前にすばらしい風景が飛び込んできた。初冠雪を迎えたばかりの富士山がとてもくっきりと澄んだ空気の遙か彼方に見えた。
父は足の疲れも忘れ、すばらしい富士山に向かいカメラのシャッターを何回も押していた。4人が同じ風景を見て感動している。普段ではとてもありえないことだ。しばらく目の前の景色を堪能していた。
尾根づたいに富士山を横に眺めながら40分ほど歩くと、大菩薩嶺についた。くるりと周りは木に囲まれ景色はあまり良くなかったが、「山梨百名山」のひとつになっているそうで、山登りを楽しんでいる父にとっては、とても嬉しかったようだ。
登ったという満足感とすばらしい景色が食欲をなお一層高め、持っていったおにぎりがなんとおいしかったことか・・・
しばらく眺めのよい場所で一服して下ることにした。登りより下りの方が急な道で、大きな石ころがころがっていた。途中娘が石の上に乗って足がすべり、ころんでしまった。尻もちをついた形だったが頭から前に倒れなくて良かった。祖父の「帰りの方が大変だから帰りのことを考えて・・・」という言葉を思い出した。きっと少し涙の溜まった瞳の奥から娘もこの言葉を思い出しているにちがいないと思った。祖父の勝利である。細心の注意を払い車の置いてある駐車場まで下っていった。
娘は、帰りの車中、山登りを終えた満足感と適度の疲労でコックリ・コックリ・・・・
秋、一同満足の快晴の一日でした。
(写真)大菩薩峠から眺めた富士山
所要時間・・・・中央高速勝沼インターより上日川峠まで車で1.5時間
上日川峠〜大菩薩峠〜大菩薩嶺〜上日川峠 徒歩約5時間
(途中休憩含む)
2001年10月01日(月)
No.16
(クルーR.F)
No.
PASS
OR
AND
スペースで区切って複数指定可能
<<
2001年10月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
2001年10月01日(月)
秋 快晴の一日
HOME
[Admin]
[TOP]
shiromuku(fs4)DIARY
version 3.44
〒418-0034 静岡県富士宮市黒田355-1 TEL 0544(27)2637 FAX 0544(24)5360