創業明治十年 東海製蝋
社員語録
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2001年05月01日の日記
懐かしい..声の贈り物
それは、日曜日の夜のこと。
お風呂上がりの私の耳に突然飛び込んで来たのは、小さな女の子の音痴な歌声でした。幼い子供独特の舌足らずの発声で自分の声を自慢するかのような大きな声で“チムチムリー♪”を歌っています。
私は何事かと思いその歌声の聞こえる居間へと行ってみると、その声はラジカセから聞こえてきました。
私は、何故こんなカセットがかかっているのかわからず、ラジカセの前にいる父母に「このカセットは何?この子すごい音痴だねえ」と言うと、父は笑いながら「これはおまえの小さい頃の声だよ」と言いました。私は全く覚えのないそれが自分の声だと分かると、急に恥ずかしくなり、カセットを止めようとしましたが、父が私を遮りなつかしそうな顔をして、カセットを聞き続けました。なおも流れてくるその歌声に恥ずかしくてたまらない私は、母に助けを求めようと目を向けると、母も父と同じ顔でカセットの声をに耳を傾けています。
そんな父と母の顔を見ていたらふと自分の幼い頃を思い出しました。
幼い頃の私は身体が弱く病気がちで、父と母に心配ばかりかけていました。身体が丈夫になってからも、自分より下に兄弟がいないことをいいことに、甘えてばかりいます。社会人となった現在もあまり変わってはいません。
私も今年で23歳。20歳を過ぎると歳を取るのが速いという周囲の言葉通りあっという間に日々が過ぎていきます。毎日の忙しさに気を取られ、自立とか親孝行という言葉とは無縁の生活を送っています。 けれども、きっかけは些細な事から。少しずつでも、自分を成長させる努力をして行きたいと思います。
親孝行の実践はもう少し先になりますが....
2001年05月01日(火)
No.11
(さちえ)
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